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マルチチュード

実の所、この本は柄谷行人が批判しているということでかなり期待を持って読んだ。(私は昔、柄谷と喧嘩してNAMを追放されたことがある上に私の現在の経済学における師匠、森野栄一さん[ゲセル研代表]は柄谷嫌いである。又、柄谷はマルキストだが、私や森野氏はプルードン主義者だ。)結果から言うとかなり頭を抱えざる得ない本だという印象を得た。1、彼はアナキストという言葉を単に無秩序という意味でしか使ってない。少なくとも...

サルトルの政治への拘りかたに学ぶもの

私が社民党員を始めたのは1989年。例の「山が動いた」の年だ。ここから考えてさぞかし熱心な政党員なんだろうなど人は思うのかもしれない。所が実際は誰かの選挙活動を手伝ってもそれを理由にした投票は絶対しない、他人に投票を勧めない、社民党本部の政策には悉く懐疑的など長くやっているにも拘らず非政治的行動の方が目立つといった有様だ。では何故社民党員なのかといえば、ノンポリではないからだ。非政治的であることを意図...

「リスク論のルーマン」&「知識人と社会」と解釈の多義性

今回は一遍に二つの本を書評しようという聊か無謀な試みである。何故この二冊が選べれたかはこの所論の中で説明する「リスク論のルーマン」啓草書房 小松丈晃著実の所、ルーマンは私にとって非常に論じにくい論者である。私は一昔前にルーマンフォーラムの管理人さん(酒井泰斗氏)と言い争って辞めた経緯があり以後、ルーマンへの本格的な言及を避ける傾向がある。ただ、ルーマンのシステム論から何の恩恵も受けていないわけでは...

ゲセル研流経済政策について

既にマルクス主義の理論的欠点(http://tokumoto.blog32.fc2.com/blog-entry-8.html)で充分に論じてることではあるがゲセル研流経済政策は次の三つの普通は唱えられることはない政策のトリプルコンボによって成立している。すなわち「政府紙幣の発行」「マイナス金利政策」「基礎所得政策」これら三つは単体で取り出したときは実現不可能だとよく言われる政策である。ところがこの三つがトリプルで成立すると実践的な政策になるの...

「生きる意味」

藤原書店から出版されたイバンイリイチの最晩年のインタヴューに基づく書。学生時代、私もこの人の「脱学校の思想」や「脱病院の思想」「シャドーワーク」などの本から多大な影響を受けた。当時はMフーコのような知の権力性を告発するスタイルが大いに幅をしめている時代だったからだ。ただ、この人も矛盾した人である。本人自身はトマス派の神学者で、大学の副学長まで務めた知識人であり、社会科学から発想を得た分析用具をふん...

「グロテスクな教養」

高田理恵子氏のちくま新書の本。この人は自らがかなりの教養人でありながら教養の意義について至って懐疑的であり、この本では過去の教養について述べれてきた言及の過程の生態を描くなどとかなり皮相的に教養を捉えているのだが、(そしてこの人によれば全ての人が批評家になれるネット時代になって教養も死に絶えた結果それは当然の態度というのだが、)私はこの人とはかなり違った立場で教養を捉えている。大学時代のときより私...

フリーターにとって「自由」とはなにか

杉田俊介氏という人が人文書院(サルトルの本で有名な所)から出した本。2005年10月に出た本であり最新の本とはいえないのだが、フリーター問題について最もフリーターが持っている実感に近い所で書かれた問題の書。もとより、戦後以降長らく続いた正社員雇用を当たり前とする環境が壊れて長く、すでにフリーター&その予備軍とも言うべきニートは個人の資質の問題というより社会的構造問題となっているのだが、この国の言論...

Appendix

プロフィール

とくもと(本名徳永基二)

Author:とくもと(本名徳永基二)
35歳、非マルクス系社会主義者兼、おたく評論家
を自称する禿のフリーターのおっさん。

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