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落日の肖像ーケインズー

米倉茂著、イプシロン出版の本。この本の中ではこれまでなぞであったIMF交渉の場でケィンズが果たした役割について詳細に書かれてある。著者の意見を一言でまとめるとケィンズは無能で米国のホワイト案の巧みな交渉術に騙された間抜けな学者であった。ということになる。ところがこれを読んだ後、ケィンズ評価が落ちたどころか私自身にとっては逆に高くなった。ケィンズが有能な官僚や政治家でなく、あくまで理念に殉じた学者であ...

「壊れる男たち」

読んでいて衝撃を受ける問題書。金子雅臣著 岩波新書私はオタクなので萌えと呼ばれるのがどういう概念かわかるし、おたくがキモイと言われていることも理解できる。問題はそのキモイ幻想をリアルの女に向ける男がいること。それも男女の駆け引きがどうたらとかキモイ説明言葉しか持ってないこと。確かに公的な場を侵犯して犯されるエロ行為は激しくそそられる。しかし他人がその欲望を共鳴してくれると思うのはなんか変だろ。結婚...

「プルードンと現代」

これから暫く藤田勝次朗氏の『プルードンと現代』(世界書院)のレポートを書いてみようと思う。『プルードンと現代』  研究レポート1プルードンは労働価値論者である。但し、労働価値を先天的なものとみなしているわけでなく社会的に規定されたものとみなしている。何が労働かは社会システムによって規定される。いわゆる労働価値のことを彼は社会が生み出した集合力と呼ぶ。彼に言わせれば本来労働生産物はそれぞれの投入され...

「ヨーロッパとイスラム」

内藤正典氏の講談社現代新書の本。この本を読んでいて困ったことだなと思うのはここで見られるヨーロッパ的価値観、とりわけフランス共和制的価値観を自分ほどよく身に着けてしまっている人もいないなということなのである。ただ、同時に私はマルチカルチユライズも学んでいるしポストモダニストでもある。そういう観点から見るときオランダ的多文化主義に学ぶことは多いだろう。そこにあるのは棲み分けの議論なのだが理解しあえな...

「歴史認識を乗り越える」

小倉紀蔵著、講談社現代新書の本。なんだか皮肉なものである。この本を読んでいると中韓のナショナリストと日本の中韓と交流をしていこうとする人々の関係が「ヨーロッパとイスラム」の関係性を思い出させる。私が思うには1、日本はそんなにも多様性のある民主主義社会なのか2、中韓の人々は須く朱子学的思惟を身に着けたナショナリストなのかと疑問に思う。勿論こういう見解が成り立ちえることも充分知って置かなければならない。...

デフレの構造とメカニズム

日本の経済は大分、明るさを取り戻してきたなどと一般全国紙には書かれてある。曰く設備投資が久しぶりに上昇だの、曰く経営者の好況感が改善してきただの。だが雇用情勢が未だ厳しいのはフリーターである私にはよくわかっているし、おまけに下流社会が形成されている現状ではけっしてデフレが去ったなどと、どこかの新聞の様にはしゃぐ気にはなれない。本論は日本でここ十数年続いているデフレとは何かを考える概論である。参考文...

「靖国問題」

高橋哲哉氏の筑摩新書の一冊。この本は自分にとっては実に重い問いを与えてくれる本である。だが、所謂知識人として思想において誠実であるためには避けて通れないだろう。で、私はこの本が発する問いに答えるために補助線をいくつか張りたいと思う。1、自己の生に意味を与えれるのはその人のみであり、他者ではない。とはいえ他者との関係が自己の生のあり方を考えるきっかけにはなる。2、責任とは自己の行為によって生じたリスク...

Appendix

プロフィール

とくもと(本名徳永基二)

Author:とくもと(本名徳永基二)
35歳、非マルクス系社会主義者兼、おたく評論家
を自称する禿のフリーターのおっさん。

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